一つ目の試練〜待つこと大切さ〜 - 幸せな結婚式までの記録〜家族婚〜

彼が今、在籍している会社に入社するまで4ヶ月半、今思い返せば短いようででも実は長い期間でした。

有給休暇から含めると5ヶ月間、彼は就職活動をしていました。

最初の頃は求人にこんな会社がある、あんな会社があるという話を楽しくしていました。

しかし求人数があまり多い時期でないということもあり、毎日求人を見ていてもそう大幅に変わることはなく、希望する仕事を探すことが大変だったと思います。

そんな彼と正反対に私は、仕事が忙しくなりました。
もともと通勤だけでも1時間半かかる会社、17:30が定時でもほとんど定時にあがれることはなく、21:00前後の帰宅が多かったと思います。

家にいることが多い彼からしたら、待っているのも大変だったと思いますが、1度も愚痴をこぼしたことはありませんでした。

就職活動し始めて2ヶ月、季節も巡り夏を迎えました。
彼がアニメやゲームの話をしている時にふと不安がよぎりました。

いつまでこんな日々が続くのだろうか？

彼は決して不真面目人間ではないのは、理解していることもあり、私が焦ったり、怒ったりしちゃいけないなと抑えていました。

それができたのも彼が私なんかよりも考え方が大人で、私に決して怒ることをしなかったからだと思います。

そんな中、彼がある面接に行きました。
出向扱いで現場で勤務して、3年くらいしたら本社勤務になるといった内容でした。

しかし問題は、夜勤が発生する現場勤務になるかもしれないとのことでした。

そんな生活をしていたら、お互いの関係が続かなくなっちゃうのではないのか？と彼は不安に思ったようです。

私は、彼が望んだ仕事ならそれに合わせて私も生活や仕事を変えようと思ってるよと伝えました。

私にとって何気ない一言だったのですが、彼が心の底から、「最高のパートナー」と感じたのはこの時だったようです。

結局、彼はその会社には入社することはありませんでした。

それから、彼に「まだ仕事決まらないの？」という言葉をかける前に私自身も彼に合うような仕事探しを一緒にしました。

そんなこんなで彼は無事に10月半ばに今の会社に入社することができたのでした。

つづく。。。